交通事故予防 徐行する場所 覚えてますか?
教習所に通って運転を教わっているときは、ルールを徹底的に守りながら運転しているものです。しかし、運転免許を取得してからは一部のルールを守らず、自分の運転しやすいように運転してしまう人が増えていきます。交通事故というのは、ルールを守っていないことによって引き起こされることが多いため、交通事故予防を考える際は、ルールを徹底しているかどうかを再確認することが大切です。重大な被害につながりやすい交通事故は、スピードの出しすぎが原因となっています。そのため、徐行するべき場所をきちんと理解しなければなりません。
山口県と言っても広いですが、徐行しなければならない場所としては、たとえば上がり坂の頂上付近、通学・通園バスの側方通過をする際などが挙げられます。ただし、それぞれ徐行しなければならない理由は異なっていることに注意が必要です。上がり坂の頂上付近は、坂を上がりきったところに別の車が止まっている可能性があり、衝突を避けるために徐行することとされています。これに対し、通学・通園バスの側方通過をする際の徐行は、園児や学生などが急な横断をする可能性があるためです。徐行するべき場所を覚えるだけではなく、なぜ徐行するのかまで理解しておくと、自然とスピードを落とせるようになります。
交通ルールは、単なる暗記の問題ではありません。交通事故を予防するためにルールが定められているのです。漫然と徐行するのではなく、意味を考えながらスピードを落とすことが、交通事故予防につながります。
交通事故予防 駐車場でも気を付けて!
交通事故は道路で起きるものというイメージが強いですが、実際にはその他の場所でも事故が起きることはあります。中でも注意が必要なのが駐車場で、あまりイメージされませんが駐車場はかなり交通事故が多い場所なのです。わたしは宇部市の薬局駐車場で追突事故が起きたのを目撃したことがあります。
ではどうして駐車場で事故が起きるのかと言うと、これは駐車場という場所が車と歩行者が交差する部分が非常に多いからです。通常の道路の場合は歩行者も自動車も、事故が起きそうな場所についてはある程度事前に予知することが可能でしょう。交差点であれば車も歩行者も左右を確認するのが普通です。
ですが駐車場に関しては歩行者と車がお互いに「ここは安全だ」という前提を持っていることが多いため、交通事故が発生しやすいわけです。ではこの駐車場での交通事故を予防するにはどうすれば良いのかと言うと、運転者側が出来るのは徐行としっかりとした安全確認です。一見して誰も来ていないように見えても、自分の駐車スペースの両隣りに車が駐車されている場合、その視界はかなり悪いものになっているはずです。ですから急発進をするのではなくゆっくりと加速する、発進時は左右の間隔も確認するというようにしておけば、少なくとも駐車状態からの発進時に起きる事故はある程度予防することができるでしょう。
また出口まで移動する際にも間違いなく安全だと判断できるまでは徐行し、飛びだしにも備えておきましょう。事故が発生した場所が駐車場であったとしても生じる過失割合は公道と同じです。甘く考えていると重い賠償責任が生じることもあり得ますから、普段から安全確認はしつこいくらい行ってください。そしてもしも交通事故にあって怪我や後遺症が残ってしまったら山口の交通事故弁護士の無料相談を申し込みましょう。無料ですが、綿密な調査にもとづき具体的に本来被害者が受け取るべき慰謝料などの金額を教えてくれます。